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30代独身会社員のあれこれ雑記

それでもやっぱり冬は好きになれない

11月になってようやく秋めいたと思えば、あっという間に冬らしい寒さになりましたね。それでも昔に比べればあったかいんだろうけど。

 

昔から冬があんまり好きではありません。

雪が降ると綺麗だなあとテンションは上がるけど、ちょこっと雪を触ったり足跡をつけたりしたら満足して、早々に家のこたつに引きこもる子供だった。高校でスキーに行った時も2日目はサボってあったかい食堂からゲレンデを眺めていたし、大人になってからは平日に雪が降る度に「電車が止まらないなら意味がない!」と嘆いている。

何より布団から出られない。こたつ買ったら100%こたつで寝る、と思ってこたつを買っていないのだけれど、結局くるまった布団から出ずに過ごしています。

 

なんでこんな話をしだしたのかというと、少し前に美容室でアシスタントさんと話しているときに、その子が「冬好きなんですよ」と言っていたのがなんとなく印象的だったから。冷たい風を浴びて目が覚めるのが好きなんです、と言っていて、ちょっと詩的な感じがして素敵だなと思って、数週間経った今も頭の片隅にぼんやりと残っています。それに、ちょっとだけ共感ができる気もしたから。

 

散歩をするなら夏のうっとうしい湿気の中より冬の渇いた空気のほうがいいな、とか

キンと冷たい空気を肺の奥まで取り込むのは結構気持ちいいな、とか

寒い寒いって肩を縮こめながらたばこを吸うのは嫌いじゃないな、とか

 

そういう、「なんとなく好き」が積み重なって「冬が好き」になるんだろうなあ。そう思うとさっきの3つだけで結構冬に対する「好き」を積み重ねているような気もするけど、私は断然、新緑の季節と秋が好きなんだよな。

 

うだうだ言っても今年も来年も、まだまだずっと付き合わなければいけない相手。あと数か月は続くであろう冬の間に、もう少し冬への「なんとなく好き」を見つけられたらいいかな。全然雪が積もっていない富士山頂を見て暖冬を感じながら、そんなひとりごと。